もへじのこと

巷の繁盛店だった
実父母の残した味をもう一度、
食を愛するひとびとの胃袋に刻む

巷の繁盛店だった
実父母の残した味をもう一度、
食を愛するひとびとの胃袋に刻む

昼ともなれば、港や船で働く男たちで賑わった、精肉店が営む大衆食堂。厨房ではいつも、大きな寸胴鍋で煮込まれたスープから熱を帯びた白い湯気が立ち上っていた。
そんな情景が遠い記憶の中にあると、娘である現女将の加藤園子さんは語ります。
当時も今も1番大事にしているのは、スープ。鶏ガラ、豚骨、野菜を時間をかけて丁寧に煮出し、旨味の濃い、澄んだスープに仕上げています。
旨い酒と肴でほろ酔いになった胃袋に、先代から受け継いだ温もりのある味が優しく沁み渡ります。
楽しかった宴の終わりに、もへじ特製スープで作ったラーメンやカレーライスをどうぞお楽しみください。

地元漁師が水揚げした魚介、
自家菜園で育つ四季折々のやさい、
地元産の米や肉が、もへじの味の源泉

女将は生まれも育ちも千倉。豊かな里海里山の価値を知り、長年愛してきたからこそ繋がることのできる漁師や数々の生産者さんたちとの深い関わりがあります。
もへじを訪れる度に舌を賑わす鮮度高く旬を彩るひと皿ひと皿は、まさに海や土を知り尽くすひとたちとの信頼の証です。また、やさいは30~40品目を年間を通して自家の菜園で育てていますので、その日の採れたてがそのままもへじのお皿に彩りを添えてくれます。まるごと房総の食材たちを是非もへじでお楽しみください。
さらに、お酒はメニューに載せていない希少な品々を多数ご用意して、みなさまのお越しをお待ちしています。

陽気な女将とのお喋りも
もへじの肴のひとつ。
都市と地元を繋ぐ架け橋に。

陽気な女将とのお喋りも
もへじの肴のひとつ。
都市と地元を繋ぐ架け橋に。

「お店を訪れてくださることをきっかけに千倉を、ひいては南房総の良さをできる限り多くの人びとに伝えたい」…そう語る女将の園子さん。彼女の人柄を慕って多くの人たちが集います。
ですから観光でこの地を楽しみたい方はもちろん、南房総に移住を検討されている方、また実際に移住してきたばかりでまだこの地に慣れていない方も、きっと親身になって話を聞いてくれるはず。
もへじは、求める人たち同士の架け橋にもなってくれる、温かで世話好きな場所です。

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